どっちがいい?YouTubeとブログの広告収入を比較してみた
自分はYouTuberとしての活動を続けながら、このいくつかのブログも運営しています。このブログもそのひとつです。
そんなわけで今回は、ブログの運営とYouTubeチャンネルの運営は何がどう違うのかを自分の経験を交えて紹介してみたいと思います。
広告単価の違いについて
まずは広告単価を比較してみたいと思います。ブログであればページビュー(PV)数という数え方があり、YouTubeでは再生回数という数え方があります。このとき、1万PVと1万再生では稼げる金額にどれだけの差があるのでしょうか?
YouTubeで1万再生あったら
まずYouTubeの場合はよく再生回数に0.1をかけた数字が収益額の目安だと言われています。ただし、この数字は各チャンネルや時期によってまちまちであり、だいたい0.1~0.05までの幅があります。
この平均を取って、仮に「0.075」という数字を使って計算すると、YouTube上で1万再生あった場合の収益額は750円になります。
ブログで1万PVあったら
ブログの場合、Google AdSenceのクリック率の平均が0.5~1%だと言われており、1クリックあたりの広告単価は20円~30円だと言われています。
これらの間を取って、仮にクリック率が0.75%、広告単価が25円だとして計算すると、ブログ上で1万PVあった場合の収益額は1875円になります。
実はブログとYouTubedeでは2.5倍ほどの大きな差があるのです。
結果:ブログのほうが稼ぎやすい
あくまで平均値を使って簡単に計算してみた結果であり、参考程度に留めてください。ただ、上記の計算結果は私が運営するブログやチャンネルとかなり近い結果になっていましたので、大きく間違ってはいないかと思います。
また、ブログの場合は収入源がGoogle Adsenceだけではありません。Amazonアソシエイトなどの物販アフィリエイトやA8.netなどのASPをうまく活用することによりさらに収益を増やす事が可能です。
そういった意味ではYouTubeよりブログのほうが圧倒的に収益を上げやすいかと思います。
企業から直接得られる収入
ブログの場合もYouTubeの場合も、多くのファンを抱えるなどの一定の成果が出てくると、企業から直接収入を得ることができます。
YouTuberへの企業案件
多くのチャンネル登録者を抱えるYouTuberには企業案件の話が来る場合があります。それは企業から直接であったり、所属するMCN(マルチチャンネルネットワーク)からだっりするのですが、まとまった金額の収益を一気に稼ぐことが可能です。
YouTubeで多いのは特定の商品を動画で紹介するというものです。私が経験してきた企業案件はわりのよいものが多く、一件の企業案件をこなすだけで、月の広告収益の何倍もの収益をえることができました。
ブロガーへの企業案件
ブロガーの場合も企業から仕事が舞い込むことがあります。よくあるのが、出版社による書籍出版のオファーです。
このような話が舞い込むブログというのは、よほどの人気ブログであるか、きわめて高い専門性がある場合がほとんどです。私はこのようなオファーを受けた事がないので、詳しくは分からないですが一般的には8%~10%の印税を受け取れるようです。
製作時間の違いについて
広告収入には直接関係ありませんが、せっかくなので私がブログとYouTubeの大きな違いのひとつだと感じている製作時間の違についても紹介したいと思います。ブログ記事を1つ書くのと、動画を1つ作るのでは具体的にどのくらい違うのでしょうか?
ブログを1記事書く時間
ブログを書くのにかかる時間というのはネット上によく調査結果が公表されていますが、多くの人はだいたい30分で1つの記事を書いています。
私はけっこう時間をかけて書いていて1つの記事に2,3時間かけることも多いのですが、全体としては短時間で書いている人が大多数のようです。
YouTubeの動画を1本作る時間
YouTubeの場合は一概に断言するのは難しく、大きな個人差があると思います。
例えばスマホでサクっと撮影したペットの動画をYouTubeにアップするだけなら30分もかからないでしょう。ただし、私を含めてYouTuberと呼ばれる人たちはそうはいきません。企画から撮影するのにも多くの時間がかかりますし、編集になるとカット割り、テロップ入れ、効果音をつける作業までありますので、動画の内容によっては1日では終わらない場合もあります。
結果:YouTubeは非効率的
YouTubeの場合、ある程度しっかりしたコンテンツを作ろうとした場合はどうしても非効率です。
YouTubeの世界では準備に準備を重ね、撮影に何日もかけて、お金もかけて制作したショートムービーが、公開しても再生回数が100回しか回らなかったなんていうケースもあります。
最近よく思うことでもあるのですが、YouTubeは撮影や編集などを趣味として楽しめる方でないと続けていくのは難しいでしょう。
まとめ
簡単に結論付けることはできないですが、個人的にはブログのほうが収益を得やすいと思います。いまでこそYouTuberという言葉が流行し、YouTubeで大金を稼ぐトップユーチューバーの話題もよく聞くようになりましたが、ブログだってまだまだ負けてはいません。広告単価は高いですし、基本的には文章を書くだけなので、YouTubeにはない手軽さも魅力のほとつです。
ただ、YouTubeはまだまだこれから伸びていくプラットフォームであることには変わりませんし、普通の一般人が一躍有名になるチャンスもあります。誰にでもオススメしたりはしないですが、映像制作が好きで、映像で伝えたいことのあるような、熱意のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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