結局、一眼レフカメラにつける外部マイクは何がいいのか?
外部マイクを使う必要はあるのか?
一眼レフカメラはビデオカメラよりも綺麗な映像を取ることができる為、最近は一眼レフで動画を撮影する方もだいぶ増えてきました。そして、一眼レフカメラに外部マイクを付けて動画を撮影する方も多く見られるようになりました。果たして外部マイクはそもそも必要なのでしょうか?
内臓マイクは音が悪い
最近の一眼レフには必ずと言っていいほど動画撮影機能が付いていますが、音を録音する内臓マイクはほとんどおまけ程度の品質しかありません。比較的値段の高い中級機種でさえ、音がこもっていたり、低音域の音がなく乾いた音っだったり、「ザー」っというホワイトノイズがひどかったりします。
結局のところ、音は録音できますが全く良い音質ではないために多くの人は音もちゃんと撮ろうとして外部マイクを使用しているのです。
外部マイクを使ったほうがいい理由
音質がよくなる
外部マイクを使うことによって、内臓マイクの音よりは確実に音質が良くなります。単純に撮れる音の音量が増したり、音の臨場感をより感じられるようになるでしょう。
カメラのフォーカス音を軽減できる
ほとんどフォーカス音の出ないレンズもありますが、静音設計になっていないレンズですとオートフォーカス時に「カシャカシャ」というフォーカス音を内臓マイクが直に拾ってしまします。外部マイクとカメラとの距離などにもよりますが、外部マイクを使用することでこのフォーカス音を軽減することができます。
風防(ウインドジャマー)を使うことが出来る
風防とはマイクに風の音が入ってしまうのを防ぐもので、外部マイクを購入すると風防が付属品として付いてくることが多いです。風の強い日の屋外撮影では、風防のある場合とない場合とでは雲泥の差がありますので、屋外での撮影を考えている方には必須アイテムです。
ステレオでの収録ができる
最近の一眼レフカメラはステレオ録音できるものがほとんどですが、一世代前のものだと内臓マイクがモノラル録音だったりします。そういったカメラにはステレオ録音できる外部マイクを取りけることでより臨場感のある音を録ることができます。
定番・人気の外部マイク
オーディオテクニカ AT9941
多くのYouTuberがこの商品をレビューしていることもあって、YouTuberの中では定番の外部マイクとなっています。
カメラに取り付ける為のアダプターが付いていたり、ウインドジャマーも最初から付属しているため初めて外部マイクを初めて買う方でも簡単に臨場感のある音を撮ることができるかと思います。
オーディオテクニカ AT9945CM
上記のAT9941と同様に一眼レフカメラなどに付けて使用できる外部マイクです。AT9941よりも新しい機種ですが音質に大きな差はなく、カメラを触ったときに発生する雑音を軽減するショックマウントが付いたのが大きな違いです。
人気YouTuberの瀬戸弘司が分かりやすい比較動画をアップしていますので、気になる方は右の動画をチェックしてみてください。
RODE Video Mic GO
マイクメーカーとしては大変有名な「RODE」とう会社の製品で、他にも多くの外部マイクを出していますが、その中でも値段が安く、電源を必要とせず、デザインも良いので人気なのがこのRODE Video Mic GOです。
毛でできたフワフワの風防ではないですが、スポンジの風防が付いていますので、屋外の撮影でも問題ないでしょう。
RODE Video Micro
上記で紹介した「Video Mic Go」よりも安くてコンパクトでコスパがいいのが、この「RODE Video Micro」です。
6500円で買えてしまう安さと小型軽量さもさることながら、プラグインパワー方式で、ショックマウント付きで、ウィンドマフ付きという大変お得な外部マイクです。音質が特別良いわけではないですが、気軽に使うには十分過ぎるマイクです。
ICレコーダーという選択肢も
より音にこだわりのある人にはICレコーダーを使うという手もあります。
というのも、外部マイクはカメラとマイクとの相性にもよるのですが、どうしても「サーー」という小さなホワイトノイズが入ってしまいます。
人によって多少のノイズなんて気にならない方もいるかと思いますが、ICレコーダーを使って音を収録するほうがホワイトノイズを押さえた綺麗な音を収録することが可能です。
以下、ICレコーダーを使って録音する方法は大きく別けて2つあります。
ICレコーダー単体で録音する方式
一番綺麗な音で録音したいのであればICレコーダー単体で録音する方法が確実です。
ホワイトノイズは外部マイクなどの機器とカメラをケーブルで繋げることよって発生するので、カメラと録音機器を完全に別ける方式になります。
後で動画編集ソフトを使って映像と音声を合わせる作業が発生するという大きなデメリットはありますが、ホワイノイズのないクリアな音の映像を作ることができます。
一眼レフとICレコーダーを接続して録音する方式
これはICレコーダーとカメラを繋げ、ICレコーダーで録った音をカメラ側に出力する方式になります。
方法としては、レコーダーの[LINE OUT]端子と一眼レフのマイク端子をステレオミニプラグで接続するやり方になります。
録音レベルの調整
ICレコーダーを使う利点の一つに録音レベルやライン出力レベルなどの調整を行なえる点があります。ICレコーダーで最適な録音レベルに設定し、さらに一眼レフカメラ側の録音レベルも調整することによってホワイトノイズを限界まで軽減することが可能です。
以下は人気YouTuberであるアンソニーさんにりるICレコーダーをカメラの外部マイクとして使用した際の紹介動画です。ホワイトノイズが大きく解消されてるのも大変分かり易くなっていますのでぜひチェックしてみてください。
最適な録音レベルは?
ICレコーダーを外部マイクとして使用する場合、どのような設定にすればホワイトノイズを抑えた音を撮れるのでしょうか?
上記の動画でもそうでしたが、カメラ側の録音レベルの下げ、ICレコーダー側の録音レベルを上げる事によりホワイトノイズを押さえられるようです。私が使用しているICレコーダーと一眼レフの場合、ICレコーダーの録音レベルをほぼMAXにし、一眼レフ側の録音レベルを限界まで下げたときに一番ホワイトノイズが軽減されました。
また、この設定方法で録音するには一眼レフ側の録音レベルを調整できるということが条件です。比較的安い一眼レフだったりすると、録音レベルの調整ができませんので注意しましょう。
オススメのICレコーダー
TASCAM DR-05 VERSION2
ICレコーダーといえばDR-05と言われるほどに定番の機種です。性能が良いわりには、値段がそこまで高くないので大変コストパフォーマンスに優れた商品です。
TASCAM DR-40 VERSION2
TASCAM DR-05の上位機種で本体下部にXLR端子が2つついているのが特徴です。XRL端子付きのガンマイクや業務用コンデンサマイクなどを連結して使用する場合にはこちらがオススメです。
Zoom Handy Recorder H5
TASCAM DR-40と同じようにXLR端子が2つ商品です。こちらはDR-40とは違い、[LINE OUT]端子とは別にヘッドフォンを指す用の[PHONE]端子が付いています。ですので、[LINE OUT]端子は一眼レフとの接続に使用し、さらにヘッドフォンをつなげて音の確認を行いながら収録をすることが可能です。
あわせて読みたい
このサイトではワイヤレスマイクの記事も書いています。
動画撮影に使えるワイヤレスマイクの選び方
https://unknownvideo.info/?p=2576
オーディオテクニカのワイヤレスピンマイクが使いやすくて動画撮影に最適
https://unknownvideo.info/?p=2187
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