BenQの31.5型ディスプレイ「EW3270U」をレビューしてみる

撮影機材

今回はBenQの31.5型ディスプレイ「EW3270U」をレビューをする機会を得ましたので、実際に開封するところから使用感までをレビューしてみようかと思います。



BenQ 31.5型 4K HDR EW3270U


このディスプレイは今年の4月に発売されたばかりのモデルで、4Kに対応しているのはもちろんのこと、ハイダイナミックレンジ(HDR)対応にも対応しています。これからのパソコン用ディスプレイは4KとHDRに対応していることは必須だと思いますので、ディスプレイを選ぶ時の重要なポイントになるかと思います。

以下、「EW3270U」の基本的なスペック情報です。

基本スペック

モニタサイズ 解像度 アスペクト比
31.5 インチ 4K(3840×2160) 16:9

サイズ・重量

幅x高さx奥行き 重量
72.7cm x 52.3cm x 21.5cm 7.5 kg


EW3270Uを開封していく


32型のディスプレイともなると大きさはテレビ並みなので、送られてきた箱も大きかったです。箱は2重になっており、厳重に梱包されておりました。


傷つけないように慎重に箱から取り出してみたところがこちら。なんとも美しい造形。最近のPCディスプレイはデザイン的に優れているものが多くて本当にオシャレです。

画面は光沢なしのノングレア。サイズは幅72.7cm、高さ、52.3cm、奥行21.5cmとなっております。ベゼル幅が15mmほどしかなく、奥行きも狭いので、32型のモニタにしては圧迫感を感じにくいです。


主な付属品として、モニタースタンド、電源ケーブル(約1.5m)、miniDP to DPケーブル(約1.8m)、USB Type-Cケーブル(約1m)、クィックスタートガイド、ドライバーCDが付いていました。


スイッチ類はモニターの左下側にまとまっています。特徴的なのはフレームのところに「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」と「HDR」の切り替えスイッチが付いているとことです。

ちなみに、「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」とは自動的に画面の明るさを調節してくれて、目に優しい明るさにしてくれる機能です。
モニターの最適な明るさというのは、周囲の明るさに影響を受けるものですが、それを自動で調整してくれる機能です。

また「HDR」とは明るい所は明るく、暗いところは暗く表現し、より人間の目で見ているのと同じような表現を可能にする技術のことです。ソースがHDRに対応していれば自動的にHDRがONになるので、切り替えスイッチを使う必要がないのですが、ソースがHDRに対応していない場合は、切り替えスイッチでHDRをONすることによってHDRをエミュレートすることができます。


特に目立ったが特徴があるわけではないですが、これがモニターの裏側です。また、VESAマウント‎は100x100mmのサイズになっています。‎


入出力端子に関しては、HDMI2.0が2ヵ所、DisplayPort1.4が1か所、USB Type-C‎が1か所ついており、いずれも4K/60FPSの出力が可能です。HDMI2.0とDisplayPort1.4は4K放送をみるためのHDCP2.2に対応しています。

一番右の丸い差込口はイヤホンジャックです。また、スピーカーも付いているのでディスプレイ側で音の再生を行うことができます。

どんなパソコン用ディスプレイにも言えることですが、音質は決して良くはないです。音の再生に関しては普通にちゃんとしたスピーカーを使ったほうがいいかと思います。


モニタースタンドの組み立て方です。きちんと固定させるためにドライバーが必要になります。ただ、スタンドの組み立てはめちゃくちゃ簡単です。自分は2分ぐらいでできてしまいました。


スタンドを付けた状態がこちら。

美しいです。そして高級感もあります。


そしていつも使っているデスクに乗せた状態がこちら。右側の小さいモニターはサブディスプレイで23型のFHDです。

23型と比べると31型はかなり大きく見えますが、実際に使ってみると全然大きすぎるということはなく、むしろ丁度いいぐらいです。


デスクのサイズは横幅120cmなのですが、いい感じに収まりました。

今までは自分のデスクに置けるのは27型が限界かと思っていたのですが、最近のディスプレはベゼル幅が小さいので、画面サイズの大きいディスプレイでも難なく置けてしまいます。

また、普段通り椅子に座ってみると自分の目からモニターまでの距離が70cm~80cmぐらいになるのですが、この距離だとモニタ全体がギリギリ視野に入るので変な使いにくさは感じないです。逆にYoutTubeで動画をみると適度な迫力を感じられて最高です。


画質について

いままで色んなパソコン用ディスプレイを使ってきましたが、「EW3270U」は明らかに綺麗だと感じる画質でした。

単に綺麗と言っても人によって考え方は様々だと思いますが、今回自分が特に強く感じたのは発色の良さと黒の再現性の良さです。いままで使っていた他メーカーの4kディスプレイと比べると解像感はそこまで変わらないのですが、色の鮮やかさと黒をしっかりと黒く表現できている点には驚きました。

後で調べてみたわかったのですが、「EW3270U」はVAパネル方式を採用しており、TNパネル方式やIPSパネル方式のモニタに比べるとやはり発色やコントラストの再現性においてとても優れているようです。


製品の公式サイトには「通常のTNパネルの3倍も高い3000:1の高ネイティブコントラスト比により、暗い画像の色の深みとディテールが飛躍的に高まり、洗練された繊細さと透明感が生まれます。」という記述もありました。どおりで綺麗なわけです。


使用感について

YouTubeの視聴

4K解像度とHDRに対応した高品質なディスプレイ「EW3270U」の性能を身を持って体感できるのが、YouTubeで4K/60fps/HDR対応の映像を視聴する時です。



最近になってようやく4K/60fps/HDR対応の映像もYouTube上で増えてきましたが、このような映像をちゃんとしたディスプレイで視聴すれば、素晴らしく美しい映像に誰もがビックリするはずです。

また、自分はHDR対応のディスプレイを使うのが初めてで最初はよく分からなったのですが、HDRを視聴するにはパソコン側の設定が必要になります。

【Windows10の場合の設定手順】
1、[スタート] ボタンを選び、[設定] 、[システム] 、[ディスプレイ] の順に進む。
2、[HDRとWCG] をオンにします。


動画編集

私は普段よく動画編集も行うので動画編集に関するレビューもしたいと思います。

まず、動画編集を行う場合は解像度の高い4Kディスプレイが優れています。動画編集ソフトは多くの操作パネルやタイムラインを常に表示する必要があり、解像度が高ければそれだけたくさんの要素を1つの画面に表示させることが可能になります。また、プレビュー映像も大きめに表示することができるので、動画編集が全般的にやりやすくなるかと思います。

また、最近はどんな動画編集ソフトも4Kに対応しており、4K撮影が可能なカメラが普通になってきていますので、今後は4K映像は当たり前の時代になってくると思われます。そういった背景もありますので、動画編集をする方であれば4Kディスプレイは必須かと思います。

かつ、まだ数は少ないもののLUMIX DC-GH5やSONY α7IIIなどのように、HDR映像を撮影できるカメラも発売されてきていますので、より映像の美しさに関心のある方は「EW3270U」のようにHDR対応のディスプレイを購入することをオススメします。

というわけで、「EW3270U」を使用しはじめてからは編集作業もやりやすくなりましたし、HDR映像のプレビューもできるようになったのでだいぶ作業が捗るようになりました。


電子書籍

ディスプレイを「EW3270U」にして良かった事のひとつに電子書籍が読みやすくなった事があります。

単に画面サイズが大きくなっただけの話かもしれないですが、以前使っていた27型の4Kディスプレイよりも圧倒的に電子書籍が読みやすくなりました。自分はKindleでよく雑誌を読むのですが、雑誌の小さな文字もしっかりと視認できるようになりました。

電子書籍の雑誌をパソコンで見たいという方はできるだけ大きな画面サイズにしたほうがよいと思います。そして「EW3270U」の31.5型というサイズは個人的に一番最適なサイズじゃないかと思っています。


アイケア技術について

最後にこのディスプレイの優れた特徴のひとつであるアイケア技術についてレビューしてみたいと思います。まず、この「EW3270U」には目に優しい機能として以下、3つの機能がついています。

① フリッカーフリー技術
② ブルーライト軽減機能
③ ブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+)


フリッカーフリーとブルーライト軽減は他のメーカーでもある機能なので特筆しませんが、ブライトネスインテリジェンスPlusとは周囲の明るさを検知して明るさを自動調節してくれるだけでなく、色温度までをも検知して最適な色味に調整してくれるという機能です。


効果のほどを検証するために数日間のうちはブライトネスインテリジェンスPlus機能をOFFにして使い、その後改めてブライトネスインテリジェンスPlus機能をONにして使用してみました。

実際の所どうだったのかというと、機能をOFFにしていると夜に少し眩しいと感じることがあったのですが、それがなくなり、どんな時間帯でも違和感を感じることなくパソコン作業をすることができるようになりました。というわけで、今ではブライトネスインテリジェンスPlus機能をずっとONにして使用しています。

自分は動画編集やサイトの更新作業などで丸一日中パソコン作業している事もよくあるのですが、これだけ人間の目に優しい機能が付いているのは嬉しい限りです。


まとめ

私は普段パソコンでゲームをすることはなく、映像の視聴や編集、あとはWEBブラウジングが主な使用用途になりますが、このディスプレイには大変満足しています。

色表現、アイケア技術、そして絶妙なサイズ感。これらの点でかなり気に入っているので、今後も末永く使えそうです。

あえて良くない点を言うのであれば、モニタスタンドの可動域が狭いことぐらいでしょうか。自分はモニターアームと合わせて使っているので全く問題ないのですが、人によっては不便を感じる場合があるかもしれません。




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