視聴者に嫌われるYouTuberの特徴
視聴者に嫌われるYouTuberの特徴を調査してみた
私は8年以上YouTubeで活動を続けつつ、たくさんのYouTube動画を見てきました。素晴らしい動画がたくさんある一方で、見るに堪えない動画もたくさんあるのがYouTubeの現状です。
そこで今回は、日ごろからYouTubeを見ているという視聴者100名にアンケートを実施し、すぐにでも見るを止めたくなる動画はどんな動画なのか調査してみました。
YouTuberとして活動している方にとっては、どういう動画を投稿したら視聴者に嫌われるのかを知るいい機会かと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
サムネ詐欺・タイトル詐欺をしている
嫌だという意見の一番多かったのが、サムネ詐欺・タイトル詐欺をしている動画でした。YouTuberの間では少しでも再生回数を稼ごうと、いまだにこのような手法がよく使われています。
サムネやタイトルで興味を引くのは大事なことですが、もっと大事なのは動画の中身です。サムネ詐欺やタイトル詐欺で再生回数を稼ごうとするYouTuberは動画の品質も低いことが多く、結局は視聴者をガッカリさせてしまうだけです。
多くの視聴者が内容にガッカリして動画の視聴を止めると、その動画の視聴者維持率が大きく下がり、YouTube上での評価が下がりますので、その動画の再生回数が伸びる可能性はどんどん低くなります。
まだまだこの手法を使うYouTuberは多いですが、逆に再生回数を伸ばしにくくしていることを理解すべきだと思います。
明らかに炎上を狙っている
炎上系YouTuberという言葉があるほど、炎上というのはYouTube上の大きなジャンルです。
しかしその内容を見てみると、危険な事をしたり、他人に迷惑をかけたりと、悪い意味で視聴者に衝撃を与えることで、世間を騒がせるものが大半です。
そして、このような内容はYouTubeがコミュニティガイドラインで正式に禁止しています。まだまだ炎上狙いの動画は投稿され続けていますが、YouTubeの規制は年々厳しくなっており、動画に広告がつかなくなったり、チャンネルを停止させられる可能性が高くなります。
このような動画を見つけたらYouTubeへすぐに通報してください。動画の削除、またはチャンネルの停止に追い込むことが可能です。
内輪ネタにしかなっていない
グループで活動しているYouTuberにありがちなのが、動画の内容が内輪ネタになってしまっているパターンです。はっきり言って、視聴者目線が欠け落ちた自己満足の動画というのは見ていて不愉快です。
出演者が多数いるようなグループYouTuberはよくやりがちですので、気を付けてください。
無駄に動画の尺が長い
底辺YouTuberによくありがちなのですが、前置きがやたら長かったり、話ばかり長くて何を伝えたいのか分からない動画というのは本当に多いです。
YouTubeには「ミッドロール広告」という機能があり、尺が10分以上の動画には動画の途中にも広告を挿入できるようになりるのですが、YouTuberの中にはわざと話を長くして尺を10分以上にする人もいます。
内容的にどうしても10分を超えるは全然良いのですが、お金儲けのため意図的にダラダラと長い動画にするのはやめていただきたいものです。
しゃべっている内容が聞き取りくい
動画で何かを伝えるとき、トーク力はとても重要なスキルです。実際、人気YouTuberと言われている人たちは、ハキハキとしゃべったり、言葉選びも適切で分かりやすく話すことができています。
逆に、底辺YouTuberの動画を見てみると、声が小さい、早口である、「えー」「えっと」「あのー」などの無駄な言葉が多いという特徴があります。
トーク力に自信のない初心者YouTuberであれば、事前に台本を用意しておいたり、噛んだら撮影し直すなどの工夫が必要になってくると思います。
下ネタが多い
すでに理解している方も多いと思いますが、YouTubeでは性的な表現が全面的に禁止されています。直接的に裸のシーンなどが映っていなくても、性的な事を連想させること自体が禁止されています。
下ネタに関しては、グレーゾーンも多く、YouTubeから容認されてしまっている部分もあるのですが、あまりに直接的だったり、下品な下ネタというのは、視聴者からの通報によってペナルティを受けるリスクもありますので、避けるべきかと思います。
映像の手振れがひどい
スマーフォンや安物のカメラで撮影された動画では、手振れがひどくてまともに見れないものが多く存在します。
手振れの酷い動画をずっと見ていると、映像酔いといって乗り物酔いに近い症状が出ることもありますので、ぜひ改善してほしいところです。
一般人を勝手に映している
だれであっても勝手に撮影されたり、それを勝手に公表されないという「肖像権」があるのですが、YouTube上には明らかに撮影の許可を取らずに撮影されたものが多く存在します。
私が見たのは、煽り運転をされたからと言って、煽ってきた運転手の顔を勝手に撮影し、YouTubeに投稿しているケースです。これは肖像権の侵害にあたります。
YouTubeのルールとして、もし意図せず一般人の顔が映像に映りこんでしまった場合は、モザイク処理などで人物が特定できないように加工しなくてはならないと決まっていますので、ルールはしっかりと守ってほしいものです。
BGMの音量が大きすぎる
やたらとBGMの音量が大きい動画をよく見かけますが、そういった動画は出演者の声が聞き取りにくく、見ていて不快感しかありません。
音量調整に関しては動画の編集者が安物のスピーカーやイヤホンを使っているせいで、正しい音量調整ができていない場合もありますが、音は動画編集の大事な要素ですので、ちゃんとした環境で行っていただきたいものです。
上から目線な内容の動画
YouTubeは自分の考えや意見を自由に表現できる場ではありますが、何でも好き勝手に表現していると、視聴者から反感を買うことになります。
例えば、金持ち自慢、他人を見下す、喧嘩を売るといった内容の動画は、見ていて不快だという意見が多くあがっていました。
そのほかにも、最近増えてきた自己啓発系やビジネス系のYouTuberに対しても不快感を感じる方も多いようで、ある程度の実績や社会的地位のある方であればいいのでしょうが、底辺YouTuberが口だけで偉そうなことを言ったところで、反感を買うだけでしょう。
不謹慎な内容の動画
最近は、亡くなった有名人の息子を名乗る動画など、不謹慎極まりない動画が投稿されています。
動画を投稿している側は、あえて話題性のあるネタを扱い、コメント欄がアンチコメントで埋め尽くされたとしても、再生回数さえ稼げればお金になると考えているのかもしれません。
しかし、特定の個人になりすましたり、悪意を持って嘘の情報を流すことはYouTubeのコミュニティガイドラインで固く禁止されています。もし、このような動画を見つけたら通報機能を使ってYouTubeへ通報してください。動画の削除、またはチャンネルの停止に追い込むことが可能です。
演出が過剰(効果音、拍手、笑い)
やたらと効果音が使われていたり、全然面白くないのに拍手や笑い声の音声が入る動画も嫌がられているようです。
最近のYouTubeはテレビっぽい編集を行うチャンネルが増えてきていますが、効果音などの演出は使えばいいというものではありません。場面や状況に合わせて、違和感のないように、あくまで自然な感じで行うのが基本です。
広告が必要以上に多い動画
10分以上の動画では動画の途中に広告を自由に挿入することができます。YouTuberからしたら、広告をたくさん挿入すれば、そのぶん収入が増えるので良いのですが、視聴者からすると不快なものでしかないようです。
お金をガツガツと稼ごうとする姿勢が視聴者にバレてしまうと、イメージダウンや視聴者離れにつながりますの注意しましょう。
グロイ映像(昆虫・ゲテモノ)
女性を中心に多かったのが、昆虫をはじめとしたグロ・ゲテモノ系動画に対する意見でした。
このジャンルを否定するつもりはありませんが、グロいシーンは動画内だけにして、サムネイルはグロくしない配慮が必要だと思います。
グロい動画を見たいわけじゃないのに、サムネイルで見てしまって不快な想いをしたとの意見が多かったです。
低品質な量産型動画
ひと昔前は静止画像の上に文字だけが上から下に流れていくような低品質な動画がよく目につきました。
以前は、ネットから拾ってきた適当な画像やテキストをコピペして作った動画でもお金を稼げていたのですが、そんな価値のない動画をYouTube側が放置するわけもなく、規制強化によっていまではだいぶ数が減りました。
ASMR(咀嚼音)
ASMRとは特定の音を聞くことで癒しや心地よさを感じる反応のことで、耳かきの音や食材を切る音などが該当します。その中の一つに咀嚼音というのもあり、高性能なマイクを使って自分が食べているときの咀嚼音を鮮明に聞かせてくる動画が存在します。
これはハッキリと好みが分かれるものであり、好きなの人もいるのでしょうが、一般的には受け入れられない人が多いようです。
結果発表
アンケート調査を行い、実際に集計してみて、一番嫌だという多かったのは「サムネ詐欺・タイトル詐欺」をしている動画でした。
このような動画というは、視聴者に騙されたという大きなマイナス印象を与えるものですし、私もこのような動画に出会うととても嫌な気持ちになります。
そして2位は「無駄に尺が長い」、3位は「内輪ネタにしかなっていない」でした。これらの事はどれもYouTubeで明確に禁止していることではないので、いまだに多くのYouTuberがやってしまいっているのが現状かと思います。
これからYouTubeで動画を投稿しようと考えている方は、視聴者に嫌われないようするためにも、このような点に注意して動画制作に励んでみてください。
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