YouTubeではもう稼げない理由を解説する

YouTubeは稼げるのでしょうか？

YouTubeの可能性を信じ、普通の一般人だけでなく、最近は芸能人までもがYouTubeに進出し始めています。ただし、YouTubeの世界はそんなに甘くありません。

私はかれこれ8年近くYouTubeで活動し、YouTubeの聡明期から状況を見続けてきましたが、ここ数年は特に厳しい状況になっていると強く感じています。はっきり言って稼げません。以下、その理由を大きく4つ別けて紹介したいと思います。

① 競争の激化

最近のYouTubeは異常なまでに競争が激化しています。

単にYouTuberになる人が増えているだけならまだしも、高い知名度のある芸能人が数多く参入してきています。彼らは元から一定数のファンが付いていたり、トーク力もあるので最初から登録者を伸ばしやすく、映像スタッフを雇って完璧に編集された動画を投稿するので、圧倒的な強さがあります。

これからYouTubeに参入する人は、こういった芸能人や、既に人気を獲得している有名YouTuberと戦わなければいけないのです。大抵の人はその戦いに負け、1円も稼げずに敗退していくのです。

② 品質レベルの向上

昔のYouTubeは素人が作った品質の動画で溢れていました。しかし、最近は品質レベルが格段に向上しており、多額の資金をかけ、プロの技術スタッフと編集スタッフを使ったハイレベルな動画が多く投稿されています。

技術的なとことではなく、内容も然りです。もの凄いトーク力があったり、誰にも負けない専門的な知識を持っていたりと、何かしらの才能を持った人が価値の高い動画を制作しているのです。

このブログではよく言っていますが、もう凡人が稼げる時代は終わりました。他の人とは違う強烈な個性や才能を持った人だけが稼げるのです。

③ 収益化のハードルが高い

これを見ると、9割の人がチャンネル登録者数1000人に達していません。結局、ほとんどの人は1円も稼げていないのです。

仮に収益化の条件をクリアしたとしても、まとまった収益を得るのであれば、最低でもチャンネル登録者数は1万人は必要ですが、割合で言うと1%もいないが現状です。

私の運営するYouTubeチャンネルは登録者が10万人を超えており、YouTube全体の中では相当な上位ですが、月の収入は10万円程度です。正直、稼げているとは全く思っていません。

④ 継続することの難しさ

YouTuberになったことのない人は、チャンネル登録者や収益は続ければどんどん上がっていくとイメージしがちですが、そんなことはありません。

最近よく目立ってきたのは、チャンネル登録者数が徐々に減っていくチャンネルです。

流行りに乗ったり、たまたま動画がバズったおかげで一時的に人気を得るYouTubeはたくさんいるのですが、その人気を維持できているチャンネルは決して多くありません。才能のある新しいYouTuberが次から次へと参入する中で、人気を維持するのは簡単ではありません。

ハッキリ言ってYouTuberは消耗品です。平凡なチャンネルはすぐに飽きられ、オワコンと呼ばれ、ひっそりと消えていくのです。

どんな人が稼げるのか？

ここまで稼げない理由を紹介してきましたが、ではどんな人が稼げるのでしょうか？

稼げる人というのは、他の人にはない特徴や才能を持つ人であり、継続して動画制作を続けられる人だと思います。かつ、収益化の条件をクリアできるまでは無収入のまま続けなければなりません。

お金目当てではなく、純粋に自分のやりたい事を動画で表現するのが好きな人がYouTubeに向いていると思います。

私はもともと趣味で動画制作を始めたので、最初の数年間は無収入でも楽しくYouTubeでの活動を続けていました。継続したことで映像制作のスキルが向上し、動画もバズるようになり、チャンネル登録者を増やすことができました。

最後になりますが、これからYouTubeを始めようという方は、お金の事は考えず、自分がやりたい事をやるのが一番良いYouTubeとの付き合い方だと思います。