本当にYouTubeの広告レートは激減したのか?
近頃、YouTubeに掲載される広告のレートが下がり、YouTuberの収益が激減しているという話をよく聞くようになりました。それに関するニュース記事が出ていたり、2chのまとめ記事が出ていたりと、変な盛り上がりを見せています。
・ 動画広告レートが急に落ち込む 収入「激減」にユーチューバー嘆く
・ まとめ 格差社会へと突入?動画広告レートが急に落ち込む
・ ユーチューブの広告料のレートが下がった!? ユーチューバーが「今月は赤字だ」と激怒wwww
「Youtuberの収益が激減!?理由はテレビCMのせい!?」
まず事の発端となったのは過激な動画で人気を集めるシバターさんの動画です。
この動画でシバターさんは1再生あたり0.1円だった広告レートが昨年12月頃から急激に落ち込んで、今では0.5~0.025らいになってしまったと訴えています。そして、Googleが年末年始に大規模に行ったプロモーションが原因だったのではないかと推測しています。
この動画をきっかけに、Twitterや2chで「YouTuberの時代は終わった!」などと面白く書かれ、本当に下がったのか確証もないままに噂だけが広まっていきました。これが本当であれば、私を含め多くのYouTuberには大きな影響があるはずですが、本当にそうなのでしょうか?
そもそもみんな0.1円じゃない
シバターさんはいつも自分の動画の中でいつも、広告レートは0.1円だと言っていました。その結果、YouTubeの広告収益というのは再生回数×0.1円だという定説が広がっていきました。今でもYouTubeの広告レートは0.1円だと紹介しているブログも多く見受けられます。
ただ、常に1再生あたり0.1円のレートで儲けられている人はほとんどいないでしょう。
広告レートというのはそのチャンネルの評価だったり、企業が広告に対してどれだけお金を出すかなど、様々な要因が関連しています。昔からヒカキンさんようなトップYouTuberの広告レートは高いと言われており、無名のごく普通のYouTuberはレートが低めだと言われています。
去年の12月に何か起きたのか?
シバターさんはGoogleが行ったプロモーションのせいで年末から急減したと言っていますが、私のチャンネルを調べたところ年末から急減している様子は見られませんでした。少なくとも、YouTube全体として下がっている訳ではないようです。
そもそも、YouTubeで動画を見る前に挿入されるTrueView広告などはオークションによって単価が決まります。要はお金を出したい企業が多ければ多いほど広告レートが挙がっていくのです。あたりまえの話ですが、いつでもお金出したい企業がいる訳ではないですし、企業は性質上決算のある12月には広告費にお金を注ぎ込み、1月は逆にその反動で広告費は下がったりします。
よって広告レート急減にはこのような要因も関係しているのかもしれません。
まとめ
結局、他YouTuberさんでも急激に広告レートが下がったという人は聞きませんし、シバターさんだけの話だったというオチでしょう。
元々過激な動画ばかりあげて、過去にはアカウント削除された経歴もある方なので、企業側に敬遠された可能性もありますし、単なる時期的な問題なのかもしれません。アフィリエイトをやったことのある方なら分かると思いますが、このような広告単位というものはコロコロ変わります。
とりあえず、「もうYouTuberは終わった!」などと騒ぎ立てる事柄でないのは確かです。
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