収益化の条件が変更!YouTubeで簡単には稼げない時代に
数日前にYouTube動画の収益化(YouTubeパートナープログラム)の条件が改変になりました。
この記事ではその詳細についてや影響について紹介してみたいと思います。
収益化の条件が変更に
そもそも、収益化とはYouTubeに投稿した動画に企業の広告が表示するように設定することであり、動画を収益化することで収入を得ることができるようになる仕組みです。
そしてこの収益化を行うための条件が厳しくなり、新しい条件では過去12か月間の総再生時間が4000時間以上であり、かつチャンネル登録者が1000名以上いなければならなくなりました。
昔は誰でもすぐに収益化を行えていたのですが、2017年の5月に「チャンネルの総再生回数が10000回以上でないと収益化できない」というような条件が付くようになり、今回2018年の1月になってさらに条件が厳しくなりました。
なぜ条件が厳しくなったのか?
そもそもなぜ、YouTubeの運営側は収益化の条件を厳しくしたのでしょうか?
それは企業の広告を張り付けるのに相応しくない動画が増えてきた為です。
最近のYouTubeはコミュニティガイドライン違反に近いような過激な動画や、低品質な内容の動画が大変増えてきています。YouTubeにお金を払っている企業からすれば、このような動画に自分の広告が貼られてしまうのはイメージダウンの恐れもあります
こような状態が続けば、YouTubeにお金を払って宣伝をしようとする企業が減ってしまうことになりますので、YouTubeは規制を強化して不適切な動画が減るような仕組み作りを行っているのです。
YouTubeはより健全なプラットフォームに
今回の条件変更によってネット上ではいろんな意見が飛び交っています。現時点で条件をクリアできていないYouTuberは収入がなくなりますので、大きな不利益を被ることになるでしょう。
ただ、私自身はYouTubeがどんどん条件を厳しく事は大賛成です。
みなさんも見たことがあると思いますが、YouTubeには見ていて不快な内容の動画だったり、単なるお金儲けのためにだけに作られたテキストが流れるだけの動画が溢れています。
しかし、条件が厳しくなれば新規参入が困難になるだけでなく、長期的に健全な動画を投稿しているチャンネルしか生き残れなくなりますのでYouTubeはより健全なプラットフォームになっていくと思います。
YouTubeへの影響について
現時点で条件を満たしていないYouTuberにはあと30日で収益化できなくなるとのメールが送られているようです。
よって、いままでは多少なりとも収益を得ていたYouTuberも収益が無くなることになります。
ただ、年間総再生時間40000時間という数字から平均的な視聴時間や再生時間を考慮して計算をしてみると、この条件に引っかかってしまうのは年間の収入が1万円未満の弱小YouTuberたちです。月に1000円ぐらいの収入が無くなるだけですので、金銭的な影響はそれほど大きくないのかもしれません。
一方で、YouTuberへの参入がしずらくなったのは事実です。
すでにYouTubeで活動されている方なら分かると思いますが、始めたばかりの頃は動画の再生数なんてなかなか上がらないですし、チャンネル登録者数1000人にするのも大変なことです。いままでは、ちょっとでも収入が入ればやる気が持続したのかもしれないですが、今後はそれがなくなるので、無収入でも継続して頑張れるチャンネルしか生き残れないでしょう。
YouTuberが守るべきルール
YouTubeには厳しい利用規約が定められており、YouTuberはそのルールにあった動画を作らければなりません。
今回は収益化の条件が変更になりましたが、YouTuberが守るべきルールとしては他にも「コミュニティガイドライン」や「パートナープログラムポリシー」などがります。以下、それらのルールについて簡単に紹介したいと思います。
コミュニティガイドライン
まず、YouTubeではコミュティガイドラインというもので特定の内容の動画を投稿することを禁止しています。
例えば、性的な内容、暴力的な内容、差別的な内容などがそれに該当します。これらの内容を含む動画は収益化できないだけでなく、動画自体が削除されたり、さらに悪質な場合にはチャンネル自体が削除されるという処置が下されます。
コミュニティガイドラインについては以下のページでも詳しく紹介していますので、気になる方は確認してみてください。
https://unknownvideo.info/?p=1809
https://unknownvideo.info/?p=1809
パートナープログラムポリシー
上記のコミュニティガイドラインと少し似ているのですが、パートナープログラムポリシーとは収益化する場合のルールが定められているものです。
例えば、商用利用権があるかどうかなどが主な内容です。著作権侵害をしていないことは当然ですが、動画に使用している映像、BGM、フォントなど全てのものが商用利用できる権利を持っていなければいけません。
全て自分のオリジナルであれば問題ないですが、他の人がつくった素材やBGMを使用する場合は商用利用可能かどうかをしっかりと確認する必要があります。
まとめ
私がYouTubeをはじめた6年ぐらい前のYouTubeは今よりもずっとカオスな状況でした。
しかし、技術向上により著作権違反動画が自動検出されるようになったり、今回のように収益化の条件が厳しくなってきたせいで、最近はすこしずつ健全な状況になってきているのではないかと思います。
悪質な動画を投稿するユーザーや、不正なお金儲けをするユーザーは淘汰されるべきだと思いますので、YouTubeの運営側には今後も頑張っていってもらいたいものです。
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