動画撮影に使える照明機材の選び方とオススメ

最近は動画撮影をする方が増えてきましたが、YouTubeなどに投稿された動画を見ると、全体的に映像が暗く、できの悪いホームビデオのような映像が目立ちます。

特に、室内で撮影された動画は暗くなりがちです。そもそも、室内の明るさは動画撮影に必要な明るさが足りていません。

大きな窓から太陽光が差し込む状態なら問題ないかもしれませんが、夜の室内で撮影するのでば、照明機材は必須です。

動画作製において照明は大変重要で、適切な明るさになっているだけでも動画の品質は各段に上がります。

白熱球とはタングステンライトとも呼ばれますが、結局は普通の電球のことです。電球は値段が安いというのが一番の特徴であり、気軽に使えるのがメリットになります。

ただ、寿命が短く、発熱があり、他の電球に比べ電気代が高いというデメリットがあります。また、光がオレンジ色なので動画撮影の照明としては使いずらいという一面もあります。

蛍光灯と言っても長細いものではなく、電球型の蛍光灯電球が撮影機材としてよく使われます。

蛍光灯は値段が安い上に寿命が長く、発熱もなく、電気代も安いので今でも撮影用の照明として使う方は多いです。

ただ、蛍光灯を使って動画撮影すると、映像がチカチカするフリッカー現象が現れる場合があるので注意しましょう。（フリッカー現象はカメラのシャッタースピード設定を変えることで抑えることは可能です。）

何年か前まではLED照明というのは値段が高く、光も弱かったので照明機材としてはあまり向いていませんでした。

しかし、最近は値段も安くなってきており、安いものでも照明機材として使用できるレベルの光の強さになってきています。

そもそも、LEDは発熱がなく、寿命が極端に長く、電気代も極端に安いというメリットを持っていますので、最近はこのLEDを使った照明機材が普及してきています。

低価格でありながら品質もなかなかな撮影機材を販売することで評判の高い、NeewerのLEDライトです。
最近は撮影機材のメーカーとしてメジャーになりつつあるNEEWER(ニューワー)のLED照明です。NEEWERは中国メーカーですが、別に品質が悪いわけでもなく、それなり使える製品が安く買えるのでYouTuberの方でも使う方が増えています。

そんなNEEWERのLED照明ですが、160球でかなりの明るさがあり、コンパクトなので携帯性にも優れています。また、三脚穴があるので三脚に取り付けたり、カメラのホットシューに取り付けることも可能です。

１つだけでも十分ですが、２つ買ってそれぞれを別角度から光をあてて被写体の影を消したり、複数台あればより高度なライティングを行うこともできます。

基本的に単三電池6本で動く仕様なのですが、カメラのバッテリーも使えます。カメラバッテリーであれば何度も充電して使えるの便利です。

室内で使用するのであれば、最初からＡＣアダプタが同梱されている製品がオススメです。

VILTROXというLEDライトは192個のLED電球が搭載されており、明るさも十分でありながら、光の色温度を調整できるので、状況に合わせて白い光やオレンジの光を作りだすことが可能です。

そのまま被写体にあてると明る過ぎる場合もありすので、あえて壁や天井などに光を当てて、その反射光によって被写体を照らす方法がオススメです。こうすることによって、柔らかなで自然な光になり、違和感の少ないライティングを行うことができます。

また、この製品はスタンド付きのセットもありますので、本格的にライティングした方はこちらを購入するのがオススメです。

低価格でありながら品質もなかなかな撮影機材を販売することで評判の高い、NeewerのLEDライトです。

この製品はLEDビデオライト、ライトスタンド、交換用リチウムイオンバッテリー、USBバッテリー充電器、キャリングケースのすべてがセットになったもので、とりあえずこれだけ買っておけばプロ並みのライティングが可能になります。

LEDは白色とオレンジ系の2色が使われており、照明の色を調整することが可能です。また、LED球が480個も使われいますので、普通の室内で撮影するのであれば十分すぎるほどの光量があります。

スタンド付きでかつ角度調整もできますので、自分好みのライティングに調整するのも簡単です

LUME CUBEとはポケットに入るぐらいに小型のLEDライトです。

小型ではありますが光は超強力で、ライトを直視できないほどのレベル。また、明るいだけではなく防水機能がついているのも大きな特徴です。

マリンスポーツなどアウトドアシーンでも使えますし、小型なののでどんなものにも取り付けてアクティブなライティングを行うことが可能です。

個人的にお気に入りの照明機材の一つでもあり、レビュー記事も書いてみたので興味のある方はぜひチェックしてみてください。

メイク動画のようなビューティー系動画を投稿するYouTuberが使っているのが、このLEDのリングライトです。

ライトがリング型になっているので、顔の正面から光をあてたときに顔に余計な影などができず、顔が綺麗に映るという効果があります。

また、リングライトを使用すると、瞳の中に丸く輝くアイキャッチを入れることもできますので、顔をキレイに撮影したいという場合には大変オススメです。

なにかと便利で持っていて損はないのがライトスタンドです

ライトスタンドは何かと便利で持っていて損がないアイテムの一つです。

最近は小型のLED照明を使う人が増えていますが、値段もそんなに高くないのでぜひライトスタンドと一緒に購入するのをオススメします。

ライトスタンドがあれば適切な位置に照明を配置するのも楽ちんですし、高さも２ｍ近くあるので高い位置からの光を照らすようなライティングも可能になります。

レフ版とは光を反射させる板で、スチール撮影でよく使われるイメージがありますが、動画撮影においても有効に使うことができます。

時に照明を直接被写体にあててしまうと、白飛びしまったり、不自然さが出てしまうことがあります。そういった場合に、レフ版を使って光を反射させ、反射させた光をあてることで柔らかくて自然な光をあてることができるようになります。

また、ロケで逆光になっているような状況で使うのも有効ですし、室内での撮影で単に天井照明を反射させるだけでも被写体の影を消して明るくすることもできます。