4Kカメラの選び方とオススメの機種【まとめ】

撮影機材

最近は4K動画を撮影できるカメラが多く発売されるようになってきました。4K動画はフルHDの動画と比較するとその差は歴然であり、高繊細で大変美しい映像を記録することが可能になります。

ただし、いざ4Kで動画を撮りたいとなった時にどんなカメラを撮ればいいのか悩む方もいると思いますので、今回は各カメラの特徴を元に4Kカメラの選び方をご紹介したいと思います。

4Kカメラの選び方

4K映像を撮影可能なカメラの種類にはビデオカメラ、アクションカメラ、一眼カメラ、コンパクトデジカメなどがあります。4K動画を撮ろうとした場合、どのカメラを選べばいいのでしょうか?

4Kカメラの選び方
4Kカメラを選ぶ時の基準としては、画質、音声、手振れ補正などが挙げられます。以下の表は4Kカメラを選ぶときの基準ごとに評価をまとめたものです。

4Kカメラの比較

コンデジ ビデオカメラ 一眼カメラ アクションカム
画質 ttt ttt2 ttt3 ttt2
音声 ttt ttt3 ttt ttt
手振れ ttt ttt3 ttt2 ttt2
バッテリー ttt ttt3 ttt ttt2
小型/軽量 ttt3 ttt ttt ttt3
対衝撃/防水 ttt ttt ttt ttt3

※ 表はあくまで目安です。機種などによって評価が異なる場合があります。

こうして表にしてみると、ビデオカメラが4K動画の撮影には一番向いていることが分かります。

そもそも、ビデオカメラは動画撮影専用に設計されていますので当然といえば当然なのですが、画質の面では一眼カメラのほうが綺麗だったり、小型・軽量という観点ではコンデジやアクションカムのほうが優れています。

以下、カメラの種類ごとに特徴をまとめてみました。

4Kカメラごとの特徴

コンパクトデジカメ

最近では小型のコンデジでも4K動画を撮影できるものが増えてきています。ただし、4K対応のビデオカメラや一眼レフと比べるとセンサーサイズが小さく、画質の面では劣ります。

また、動画撮影機能が充実しているものは少ないので、オートフォーカス機能や、手振れ補正機能、そして録音機能が貧弱な場合があります。

ただし、コンデジは光学ズーム機倍率が高い製品が多いので遠くのものを撮影したい場合はコンデジを使ったほうが有利です。例えばニコンのCOOLPIX P1000は4K対応機種でありながら光学125倍ズームを使って撮影する事が可能です。ビデオカメラや一眼カメラではここまでのズームを実現するのは難しく、コンデジならではメリットです。

コンパクトデジカメが向いているのはこんな人

・とりあえず4K動画を撮ってみたい人

・高倍率ズーム機能を使って4K動画をとりたい人

・小型かつ軽量なカメラで4K動画をとりたい人

オススメの機種「SONY DSC-HX99」

コンパクトデジカメでありながら4K動画が撮影可能なパナソニックのカメラです。光学28倍ズーム機能もついていますので、遠くのものを撮影することも可能です。

4K対応カメラの中では値段がとても安いのも特徴のひとつですので、あまりお金をかけずに4K撮影を楽しみたいという方にもオススメです。

「SONY DSC-HX99」のサンプル動画(4K画質)

ビデオカメラ

ビデオカメラはコンパクトデジカメなどとは大きく異なり、動画撮影機能が大変優れていますので、あまりカメラに関する知識のないかたでも簡単にクオリティの高い映像を撮ることができます。

例えば、オートフォーカス機能や手振れ補正機能が優れていますので、運動会で子供の撮影する場合など、動くものでも綺麗に撮影することができます。また、音声に関しても5.1chサラウンドに対応している機種があったり、高音質での録音が可能です。

また、ビデオカメラは基本的にバッテリの容量が大きくしてあるなど、長時間録画にも耐えられうように作られていますので、長時間連続で撮影する使用用途がある方はビデオカメラを選んだほうがよいでしょう。

ビデオカメラが向いているのはこんな人

・手軽に綺麗な4K動画を撮影したい人

・4Kの長時間録画を行いたい人

オススメの機種「FDR-AX55」

4K対応のビデオカメラを選ぶのであれば、業務用4Kカメラの開発も多く手がけているソニーのカメラがオススメです。

特にソニーのビデオカメラには空間光学手ブレ補正という強力な手振れ補正機能がついていますので、手持ち撮影でもブレの少ない映像を撮影したい方には大変オススメです。

また、FDR-AX55はフォーカスやズームを手動で調整することもできますので、手前から奥の被写体にフォーカスを移動させるような、ちょっとこだわりのある映像も撮影できます。

「FDR-AX55」のサンプル動画(4K画質)

一眼カメラ

4K動画を最高の画質で撮影したいのであれば一眼カメラを選ぶのがオススメです。基本的にセンサーサイズが大きければ大きいほど高画質になりますので、コンデジやビデオカメラよりも大きなセンサーを積んだ一眼カメラは高繊細で大変綺麗な映像を撮影することができます。

特にソニーのα7IIIをはじめとするソニーのα7シリーズはフルサイズセンサーを搭載しながらも4K対応しているカメラであり、画質に拘る人には大変オススメです。

一眼カメラは画質の面では大変優れていますが、やや扱いにくい一面もあります。例えば、遠くのものを撮影しようとした場合は望遠レンズを別途購入する必要があったり、音声も綺麗に録音しようとするのであれば外部マイクを別途購入しなくてはいけません。

とことんこだわって美しい映像を撮影することができますが、突き詰めるとお金もかかりますのでその点は覚悟が必要です。

一眼カメラが向いているのはこんな人

・最高画質で4K動画をとりたい人

・静止画(写真)も4K動画も両方こだわりたい人

・様々なレンズや機材を駆使して撮影を行いたいひと

オススメの機種「α6500」

4K対応の一眼カメラというのはまだ数が少なく、30万円以上するような大変高価なものもあります。

ただ、その中でもソニーのα6500はAPS-Cサイズセンサーや手振れ補正機能など上位機種に負けない機能を搭載していながら10万円台で購入できるという大変コストパフォーマンスの高いカメラです。

録画中のオートフォーカス機能や手振れ補正機能が強力ですので、動画の撮影に慣れていない初心者の方にでもオススメできる一眼カメラです。

「α6500」のサンプル動画(4K画質)

アクションカム

ダイビングやエクストリームスポーツなどのアクティブな環境で使用するのであればアクションカムを選びましょう。

対衝撃性や防水性に優れていますので、どんな過酷な環境においても4Kで高繊細な映像を記録することができます。また、小型・軽量でコンパクトですので、どこへでも持ち運びしやすいという利点もあります。

アクションカムが向いているのはこんな人

・対衝撃性能や、防水性能のあるカメラで4K動画を撮りたい人

・小型かつ軽量なカメラで4K動画をとりたい人

オススメの機種「GoPro HERO7」

アクションカムといえばGoProが有名ですが、GoProの数ある製品の中でもこの「GoPro HERO7」は最新モデルであり、4K/60fpsでの録画が可能です。

ひとつ前の「GoPro HERO7」と比較すると劇的に手振れ補正が向上しており、前のモデルから買い替える人が頻発するほどの人気のモデルとなっています。

また、GoProの場合は純正アクセサリーが大変充実していますので、それもGoProをオススメするポイントのひとつです。

「GoPro HERO7」のサンプル動画(4K画質)

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