YouTuberにとって企業コラボのメリットとは?

最近はよく企業とYouTuberがコラボした動画がYouTubeにアップされるようになりました。日本でこうした試みに対する理解があまり進んでおらず、そういう動画は単なる金儲けとしての動画として捉えられ、批判的なコメントが多く付いてしまうケースもあります。ただ、アメリカをはじめとする海外ではYouTuberが企業とコラボしてタイアップ動画を出す事は当たり前の事であり、批判されることもありません。

ということで、今回は自分がYouTuberとして企業とコラボした経験を元に、感じたことを書いてみようと思います。

企業コラボのメリットとデメリット


Bizmates

<企業にとってのメリット>
・既に多数のファンを抱えるYouTuberのチャンネルで動画を公開することで、多数の再生視聴数が見込められる
・日常の動画投稿で磨かれた、クォリティーの高い動画制作の依頼が可能である

<YouTuberにとってのメリット>
・制作費が発生することで、収入に繋がるだけでなく、予算を費やすことで通常投稿ではチャレンジできなかった質の高い動画を制作できる。

http://www.actzero.jp/release/report-6702.html


上記の引用元では人気YouTuberである「劇団スカッシュ」を例に、メリットとデメリットを簡潔にまとめています。

企業側のメリット

確かに企業側としてはYouTuberをあたかも芸能人のように起用し、宣伝動画を視聴者に届けることができます。ただ、日本では「劇団スカッシュ」のようにクオリティの高い動画を制作できるチャンネルは限られており、ほとんどのYouTuberは素人同然です。

企業は特定のチャンネルに動画制作を依頼するほかに、コンテスト形式で自社の商品を紹介してもらい宣伝効果を狙う場合もあるようですが、思ったほどのクオリティの動画があがってこず、思うような宣伝ができないというミスマッチも起きているようです。

YouTuber側のメリット

私が考えるにYouTuber側のメリットは単純にお金だけだと思っています。YouTubeの収益で生活したい、YouTubeチャンネルを元に起業したいと考えているチャンネルであれば、まとまった収益を上がられるので大きなメリットがあるでしょう。

ただし、特にお金目的でなく趣味感覚でやっているYouTuberにとっては大したメリットにはなりません。そもそも、企業の為に宣伝動画を作成する訳ですから、様々なしがらみや制約があり、自分の好きなように自由な動画を作成することは難しいでしょう。また、日本では企業にお金をもらって動画を制作すること自体があまり良いことだと思われておらず、チャンネルのイメージダウンに繋がる恐れもあります。





企業とコラボをするには

そもそも、企業とコラボ企画を行うにはいくつか手段がありますが、大きく分けて「企業から直接依頼を受ける」場合と、「所属するMCNから間接的に依頼を受ける」場合の二つの場合があります。

企業から直接依頼を受ける

YouTubeには動画配信者対してメッセージを送る機能があり、企業側は直接動画配信者にメッセージを送信し、そこでのやりとりで両社が合意すればそこでコラボ企画が実現します。よくあるのは商品紹介系のYouTuberに対して企業側が「自社の製品を動画で紹介してくれませんか?」と依頼するパターンです。私も何度が依頼を受けたことがありますが、場合によってはその商品をもらえたり、謝礼を頂けるというメリットが発生しますが、すべては企業側との交渉次第です。

また、企業からの直接依頼を受けるには”それなり”のチャンネルである必要もあります。企業としてもあくまで宣伝が大きな目的ですので、依頼を受けてるチャンネルというのは、多くのチャンネル登録者を抱えてる人気Youtuberがほとんどです。

所属するMCNから間接的に依頼を受ける

MCN(マルチ・チャンネル・ネットワーク)の使命の1つは囲い込んだYouTubeチャンネルと企業を結びつけ、双方に利益があるようなタイアップ企画を実現することです。よって、チャンネルの特性にもよりますが、MCNに所属していると定期的に企業コラボの依頼が入るようになります。ただし、この場合は良くも悪くも直接企業と交渉することはありません。

案件によっては自分の作りたいような動画を自由に作ることができず、様々な制約に苦しむこともあるでしょう。例えば「必ずこの構成で動画作って」、「かならずこのセリフを言って」、「この場所で撮影して」などのような制約がすでに決められてる場合があるということです。



企業とのコラボを助けるWebサービス


Reelio
http://reelio.com/

つい最近には「Reelio」というサービスがスタートしました。まだ日本語のWebサイトが用意されていないようですが、このサービスは企業とクリエイターのマッチングを手助けする役割を果たしてくれます。

このようなサービスもスタートを切り、今後はますます企業とYouTuberがコラボする機会が増えてくる事でしょう。



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